農村の青年よ立ち上がれ

カンパニー・タオ代表
佐藤拓也
(札幌在住)


○インターネットを使ったお嫁さん探し

 先日、キラリネットの内容が道新に掲載された折、何本かの電話がありました。その中で、とても印象に残ったのが、帯広の方からの電話でした。
「帯広のAと申します。実は道新で覧たのですが、実は近郊の農家の青年達の嫁さん募集をインターネットで出来ないかと思いまして。農家に嫁ぐ女性がいなくて困っているんです。いろいろ募集はかけているのですが、なかなか難しくて。お知恵を拝借できないでしょうか?」
とまあこんな感じの電話です。
 その時は少しやりとりした後、「じゃあ。そちらのホームページ見せてもらいます。」という感じで話は終わったのですが、私も真剣にどうすればお嫁さんが農村の若者のところに来るだろうか考えました。「インターネット見合い」なるものを企画して、会議室システムを使って全国の女性たちとリアルタイムの見合いをするとか、「農家の青年のホームページ」をつくってプロフィールからなにからを掲載し、また北海道の自然の素晴らしさをアピールするといったものなどです。

○なぜ農村の若者にお嫁さんが来ないのか?

 しかし農村の若者のところにお嫁さんが来ないのは何故だろうか? これをハッキリさせないと問題の解決点はみえてこないと思うのです。私がヘルメスの翼の同僚とこのことについて電子メールでやりとりする中でいくつかのことが見えてきました。

中公:
「以前、帯広の農家に嫁さん来ない!という話がありましたよね。
日高の酪農家で聞いた話です。

  1. 農家の青年は話題が牛しかない
  2. デートの途中で搾乳があると退席した
  3. 都会の女性は情報過疎、文化過疎には耐えられない

ようは、農家の青年の人間性に問題があるということです。
インターネットで視野を広げ、夢を持っていれば女性は惚れますよ(^ ^;;;
農家でみんながインターネットでチャットでもやれば、お嫁さんも
寂しくないし、文化的欲求も満足できる。
お嫁さんがこない最大の原因は寂しさだとおもうよ。
インターネットをやることが、嫁さん募集には最短距離だと思うよ。」

たかはし:
「当方がよく出入りしている Nifty-Serve の北海道フォーラムでも、
それは実際に証明されてますね。
Nifty-Serve の場合は、パソコン通信ですが、同じフォーラムで知り合い、
異性に全く恵まれなかった方々が結婚してしまったという方々を6組ほど
知っています。今年は知ってるだけで既に2組.....予備軍は3組くらい....

また、北海道フォーラムでは、夫婦でパソコン通信を始めたら、夫婦仲
が良くなったという方もいらっしゃいます。
#名古屋の人なんだけど.... ^^;;」

 そうなんです。農家の若者に嫁が来ない理由としてあげられるのは、

  1. 農村の男性に魅力がない。
  2. 農村の男性と出会う機会がない。
  3. 嫁いだ場合に話題を分かつ友達が周りにいない。
  4. 農作業が過酷(嫁ぐと農作業だけでほかになにもできなくなる)
  5. 農家の周辺に文化的施設がない。
  6. 農家の周辺に商業施設がない。

という恐怖感を世の女性達が抱いているということです。これらを一つ一つ払拭していけば、農村にも若者が来るようになるのではないかと思うのです。

○どうのようにすればお嫁さんが来るか?

 農作業が過酷というのは一般に誰もが描いている印象ですが、これだけ機械化やオートメーション化がすすめば、あまり問題はないと考えます。逆に現在の農業の姿を正しく説明してけば変な誤解や既成概念は取り除かれると思います。今は不景気で、若い女性ですらバブルに時代には忌み嫌われていたガソリンスタンドでのバイトや交通整理の仕事を多くしているのです。それを考えたら農作業はイヤだとは言えないのではないでしょうか?
 他の項目に関して言えば、ほとんどインターネットを利用した情報化によって問題を解決できるのではないでしょうか?
 出会う機会に関して言えば、電子メールやホームページを通して、全国全世界に自分自身を(もちろん容姿も)公開し、時間や空間の制約を越えてコミュニケーションがとれるわけですし、もし女性が農村に移り住んだとして、インターネットでのチャットや電子メールを楽しめば、友達(メルトモとも呼ばれる)とも実際会う以上の親密な関係を持つことも出来ます。農村の周りに文化的施設や商業施設がないということ(つまり田舎である)ということに関しても、インターネット上であらゆる文化情報を享受することができますし、ウインドウショッピングからオンラインショッピングまでが可能です。
 最後に農村の男性に魅力がないという人間性にかかわる重要な問題ですが、それではなぜ農村の男性に魅力がないのかと考えれば、情報が過疎だからです。情報が不足している分、人間としての視野、または含蓄に欠けてしまうというのは仕方のないことです。ですから別のメンバーが語ったことの繰り返しになりますが、インターネットを利用することによって、視野を広げ夢を抱くことが人間性の向上につながると思います。そうすれば女性はその男性に惚れ込みます。(^^)
 つまりインターネット技術をつかうことで農村の若者に嫁ぐことへのあらゆるバリア(障害)がフリー(克服される)になるのです。
 さらにインターネットは情報の宝庫です。ここにある情報を利用すれば新しい品種の開発や魅力ある作物作りには必ず良い肥料になるはずです。

○農村の後継者問題解決が北海道経済再生の鍵

 今、北海道経済がどん底の状態にあり、財界などのあらゆる人たちが考えていることは北海道の経済を第一次産業を中心に再生の道筋をつけようということです。それでは第一次産業はどうかというと、深刻な後継者問題、高齢化に突き当たってます。これらの問題に対する処方せんはインターネットなどの情報ツールを使い、第一次産業と第四次産業と言われる情報産業との融合を諮ることだと考えます。
 情報化を通して必ず活路は見つかるはずです。 


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