マイタケ・エキスに転移抑制効果!

アメリカ癌予防学会で神戸薬科大学の難波教授が発表

「癌は転移さえ防げれば恐くない」、こんな考えが次第に広がっているが、その転移を防ぐ 有力な成分が日本古来のキノコ「マイタケ」に存在する事が、先頃ニューヨークのNew York
Hospitalで開かれた、ストラング国際癌予防学会(コーネル大学医学部共催)で発表された。発表したのは、神戸薬科大学の難波宏彰教授で、マウスやラットを使った実験で、マイタケ から抽出したD・フラクションという物質にガンの転移と再発を抑える、優れた効果があることを発見したというもの。D・フラクションは約10年前に難波教授が発見したベータ・グルカンという多糖体とタンパク質の結合体だが、教授はこのD・フラクションにガンの増殖を抑える、優れた力があり、しかも経口投与の場合でも腹腔注射や静脈注射をした場合とほぼ同様の効果があることをつきとめ、以来、その研究成果を数々の国際癌学会で発表、さらに主にアメリカの医学ジャーナルに論文を発表してきた。教授の研究はまずガン治療の基礎研究では世界最高峰といわれるNCI(アメリカ国立癌研究所)によって確認され、1992年1月にNCIのゴードン・クラーグ博士がD・フラクションの有効性を発表した。その後、D・フラクションは基礎研究者ばかりでなく、臨床医の間でも評価され、全米に7つの病院を持つアメリカ癌治療センターをはじめとするガン治療の最前線でも使用されている。

今回、難波教授は、D・フラクションにガンの増殖の抑制だけでなくガン患者に恐れられている転移と手術後の再発を抑制する効果があるかどうかに焦点を絞り実験した。
まず教授は、7週分の雄のC3Hマウスの右腹部にMM−46という乳ガンを皮下投与し、 直径が約7mm程度になった時これを外科的に切除した。その後縫合した付近に0.2mgの D・フラクションを10日間連続投与した。終了後20日間放置した後、マウスを解剖し全身の 転移ガンの病巣の数を調べた。その結果、D・フラクション非投与群の転移病巣の数を100とすると、投与群ではわずかに7.9で転移抑制率は92.1%であった。さらに形成された乳ガンを外科的に切除した場合の切除付近での再発率を調べたところ、この場合も91.9%という 抑制率を得られた。
さらにラットを使っての抗ガン剤とD・フラクションの併用実験を試みた。MH−134という 肝臓ガンをラットの左足に移植した後、マイトマイシンC(MMC)という抗ガン剤の単独投与 (0.25mg)及びMMC(0.25mg)とD・フラクション(0.25mg)の併用投与をそれぞれ 100日間行い、20日後に開腹し、転移によって形成されたと考えられるガン病巣の数を測定した。MMCは強力な抗ガン剤で、大量に投与すると実験マウスは死亡してしまうが、マウスに毒性を示さない0.25mgのMMCを単独投与場合の転移抑制率は51.3%であったのに 対し、D・フラクションと併用した時の肝臓ガンの転移は87.5%も抑制された。これにより、 抗ガン剤とD・フラクションの相乗効果が改めて確認された事になる。
難波教授によると、D・フラクションは細胞性免疫担当細胞であるマクロファージやT細胞を活性させ、それがガン細胞の増殖や転移の抑制に直接寄与しているという。また同じ免疫賦活作用を持ち既に抗ガン剤としても厚生省の認可を受けているレンチナンは、同じキノコの 仲間であるシイタケから抽出されたものだが、同様の動物実験では、レンチナン単独では 転移抑制効果はなく、抗ガン剤との併用によってのみ一定の効果が期待できるという報告が過去にあることから、D・フラクションの方がより効果的と考えられる、としている。

難波教授は、「いまだ動物実験の段階であり、しかも乳ガン肝臓ガンの一部でしか実験していないので、これが人間に効くとか、他の臓器ガンの場合でも転移抑制が期待できるといった断定的な言い方は出来ないが、少なくともD・フラクションには現在使われている抗ガン剤と 同等かあるいはそれ以上の抗ガン効果があると期待できるし、またガンの増殖のみならず 発ガン、転移そして再発のリスクを大幅に軽減する可能性があるとはいえると思います。」と 胸を張って語る。さらに教授は続ける。「仮に抗ガン剤の有効率もD・フラクションの有効率も 30%とした場合、あなたは100%副作用があり、時にはそれが致命的である抗ガン剤と、ほとんど副作用が無いD・フラクションとどちらを選びますか。しかも抗ガン剤を投与せざるを得ない場合でも、D・フラクションはその副作用の緩和に大変効果があり患者のクオリティー・オブライフ(生命の質)の向上に大いに役立っています。」

実際にアメリカでは治療の一環としてだけではなく緩和ケアとしてもD・フラクションが使われ始めているという。難波教授は一昨年、アメリカ癌治療研究基金より特別奨励賞も受賞している。「アメリカではNIH(国立衛生研究所)の組織の中に代替治療法事務局を設置し、国の予算をつけて西洋医学以外の治療法を盛んに研究している。またD・フラクションはカプセル または液状の形で、栄養補助食品として、健康食品店や自然食品店の店頭に並んでいます。良いものを良いと認めて積極的に医療の現場や自分たちの健康に取り入れていく姿勢を我々も見習うべきではないでしょうか。」と、教授は今の日本の医療の在り方にもちょっぴり 疑問を投げかけている。

なお、今回の難波教授の論文「D・フラクションの転移・再発抑制効果」は、ニューヨーク 科学アカデミー(The New York Academy Sciences)の1997年版年鑑に掲載され、話題をよびました。

マイタケMDフラクション



 


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