今年も実り多かった「大豆料理講習会」     

去る、12月7日、札幌市女性センターで大豆トラスト参加者九名、道新一般公募者23名、スタッフ10名(計42名)で、大豆料理講習会を行いました。今年も新聞で一般参加者を募集したところ、あっという間に定員がいっぱいになるほどの盛況ぶりでした。

 挨拶の後、会員で豆腐製造・販売業者である遠藤さんに豆腐作りの実演をしていただきました。大豆の品種やにがりの話を聞き、豆腐作りの奥深さを知りました。その後、大豆プロジェクトの智恵袋、清水さんが講師となり、実に手際よく、ユーモアーたっぷりに大豆料理メニューのデモンストレーションを行いました。

 調理実習に入ると、五十代〜六十代のベテラン主婦が多く、あっという間に、呉汁、ずんだもち、ともえ合え、大豆とモヤシの香味炒めを作り上げ、大豆ご飯、ぶどう豆、黒豆、実演で作った豆腐と共に試食をしました。『大豆の懐石料理みたい』『こんなにたくさんの大豆料理を作ったのは初めて』等、多彩なメニューに参加者から感激の声が上がりました。

試食後、大豆生産者の松下さんから、今年の大豆の作柄や生産者の思いを。遠藤さんからは、遺伝子組み換えや普段聞くことの出来ない、加工流通業界の裏話。トラスト参加者で自給ネット会員の福田さんから食料自給率の現状等についてお話をしていただきました。参加者からは『このような機会をもっとふやしてほしい』との励ましの言葉もいただき、講習会を終えました。

 今回のテーマは「大豆料理を作って、食べて、生産者と話そう」という盛りだくさんの内容でしたが、二名の自給ネット入会と来年度のトラスト参加希望者が三名と、スタッフ一同苦労が報われるような、実りある講習会となりました。


「大豆消費拡大の可能性を探る」学習会

 昨年からの懸案事項であった、 プロジェクトスタッフの学習会を12月15日(日)クリスタルフーズ代表取締役 近嵐蔚 (ちかあらししげる)氏を訪ね、 とうふ工房「めめ」で行ないました。 近嵐氏は、 豆腐製造時に使う大量の水問題を配慮し、 原料の大豆をフレーク化して豆乳製造機を開発した方です。 男性一人と数人の女性が働く清潔で明るいこじんまりした工房は、 スニーカーで作業ができる乾燥床。 厨房はオープンキッチン。 豆腐や油揚げの製造から、 食事の提供に至るまでの全てを見せることでとうふ工房 「めめ」 のトレーサビリティーを確立していました。 人気ランチメニュー 「豆腐三昧の昼膳」 を頂きながら、 一粒の大豆からこのような事業展開を行った工房を目の当りにし、 大豆消費拡大の可能性を深めました。 スタッフはトラスト運動を進めていくエネルギーを頂いた大変有意義な学習会でした。


今年度の学習を振り返って

 三年目の大豆トラストは、192口(384kg)で昨年より10多い83名の参加がありました。 スタート当初から参加している18名を始め、 毎年約20名のトラスト参加者が継続しており、 運動の大きな励みになりました。 しかし、9月の交流会12名・12月大豆料理講習会9名と行事への参加が少ないのが実情です。 大豆料理講習会を新聞で行った一般公募には定員を超す申込みがあり、 来年の大豆トラスト参加希望に3名、 自給ネット入会2名と実り多い講習会となりました。

 来年度は、 トラスト畑の草取り作業等を織り込みながら、 畑を身近に感じ、 運動の自覚を深めてもらう企画をしていきたいと思います。 また農業情報として昨秋道東地区で一般畑の遺伝子組み換え大豆の実験作付けなど動きが活発化していることから、 遺伝子組み換え情報を積極的に行って行きます。