小麦プロジェクト
小麦トラスト二年目に向けて
事務局長 大熊 久美子
昨年、 全国でも初めてのスタートを切った小麦トラスト。 小麦を通して生産者、 JA、 製粉会社、 加工メーカー、 消費者と、 作り手から食べ手まで、 すべての段階の人の顔がしっかり見える関係が築けました。 昨年度のトラスト参加者から回答されたアンケートには 「道産小麦製品の意外なおいしさに驚いた」 「ファームレターや通信を家族みんなで読んだ。 生産地がとても身近に感じられた」 「価格(安さ)だけで、 ものを買わないようになった」 「北海道の生産者、 加工業者の作ったものを、 北海道に住む自分達が食べることの意義を感じた」 などの声がたくさん寄せられ、 スタッフ一同とても元気づけられました。 小麦トラストの目的である 『道産小麦(製品)のおいしさの発見』 『生産地(者)と消費地(者)
を近づける』 『作り支え食べ支えることにより、 北海道の農業と自分達の食を守る』 ことを、 参加者のみなさんに感じてもらえたなら、 運動を始めた事は成功だったと言えると思います。
二年目の今年度は、 生産・加工・消費の距離を更に近づけ、 お互いの信頼関係を深めることを目的に活動したいと思います。 また、 トラストの生産者からの 「自分達の作った小麦が、 こんなにおいしい製品になるとは驚いた」 との声を受け、 トラスト小麦を使った料理講習企画のような事も考えて行きたいと思います。
今年の小麦は、 ホクシン、 ホロシリ、 ハルユタカともに順調に成育しています。 小麦トラストもまだまだ参加者募集中です。 会員のみなさんのご参加をお待ちしています。
一味違う今年のトラスト
事務局 蓑 島 礼 子
2年目の小麦トラストも天候に左右された年でした。 冷夏で害虫の発生は抑えられたものの生育が遅く、 収穫時期を大きく遅らせました。 小麦のリスクは収穫時の雨です。 登熟した小麦収穫期の雨は、 一気に穂発芽を起こし、 成分が変化して製品になりません。 台風10号接近に見舞われた収穫間際の8月中旬は、 ハラハラの時期でした。 しかし結果は、 江別のハルユタカ、 ホロシリ、 美唄のホクシンとも収穫量は例年になく多い年になり、 それぞれの小麦は、 今JA(農協)の調整作業にかけられ検査を待っているところです。
生産者、メーカー、会員そして口コミで広がった136名の参加者に予定より1月遅れの12月より製品発送の予定です。
今年のトラスト製品は、 生産地江別のトマト、 美唄のハスカップを使用した地場農産物と組し製品化しました。 趣旨に賛同されたメーカーさんに道産小麦や素材農産物をより生かしてもらっています。 お楽しみに。
さらなる進展をめざして
事務局 蓑 島 礼 子
11月〜2月の4ヶ月間発送を予定していた小麦トラスト製品ですが天候や作柄状況から、 今年も12月〜3月と、 一ヶ月遅れの発送となりました。 すでに12月〜1月の3回の発送を終え4回目の最終製品を3月に無事発送の予定です。 2003年度のトラスト参加者は144名。 継続会員72名、 新規参加者は72名となり、 自給ネット会員は54名が参加しています。 トラスト製品を食べた参加者の方からスタッフ宛に感想などが寄せられていますので紹介します。 東京から 「北海道の食を楽しみ、 生産者と加工メーカーと消費者との 『顔の見える関係』 の構築ができるなんていいですね。」 「パンは家族の胃袋に収容済でした。 甘味の程度が秀逸で大変美味だった。 が私への届け物」 と食べることが出来なかったお父さんの声や 「賞味期限があり、 量が多過ぎ。 原料の粉で手に入れたい」 などです。
パンづくり講習会
11月21日(土) 西岡の 「れもんべーカリー」 の工房に於て川中龍雄部長の指導で開催しました。 遠く深川市からの参加や御夫婦での参加など20人を越す応募があり、 年々人気が高くなってきています。 作業場の関係で10名の講習会でしたが、 参加者の男性3人も、 500gの粉をこねそれぞれの家族の顔を思い描きながらパンづくりに奮闘していました。
意見交流会
3月13日(土) 生産者・メーカー・消費者が一堂に会し意見交流会を行ないます。 「作り手・食べ手」 から出されるトラストへの意見を参考に次年度企画を進めます。