はじめに
1998年度、日本の食料自給率は39%に下がりました。これは記録的な冷害の年となった1993年度を除き、日本の食料史上最低の数字です。また、先進諸国の中でも日本の食料自給率は突出して低く、今や日本は世界一の食料輸入大国となっています。生命の源である食料の大半がアメリカを始めとする諸外国の手に委ねられているのです。
その一方で全国一の耕地面積と生産量を誇り、日本の食糧基地と言われる北海道農業は、歯止めなく増え続ける輸入に押され、非常に厳しい状況を迎えています。
しかし、そんな中、下がり続ける食料自給率に不安を持ち、自給力の向上を求める消費者の声も大きくなってきました。また、環境を重視した視点からも、農業を始めとする第一次産業がはたす環境保全の役割が、今、改めて評価されつつあります。
人間が生きて行く上で、欠く事の出来ない食料の安定した供給と消費を継続的に行うために、また環境面や道内経済の活性のために、北海道の基幹産業である第一次産業の活性化と自給力の向上が今、急務と思われます。