”微生物によるバイオレメディエーション利用指針に基づく確認について”

平成23年3月3日 「浄化事業計画の確認申請」により、当社グループ使用の微生物は「微生物によるバイオレメディエーション利用指針に基づく確認申請」において、経済産業省及び環境省より利用指針適合確認書をいただきました。

油汚染土壌浄化事例集[1]

汚染状況

ガソリンスタンド跡地

1.営業廃止ガソリンスタンドの油汚染。
2.汚染は土壌中の油が主で、土壌、地下水ともにベンゼン汚染はなし。埋設タンクからの漏れが主因。
3.汚染濃度は全油分量がノルマルヘキサン抽出物質値で、最大で約 4,000mg/kg。
4.浄化目標;鉱油分で 1,000mg/kg 、油膜・油臭なし。

場所、浄化期間

場所:大阪地区
期間:平成 18 年 4 月初~ 4 月末

浄化方法と作業

(1) 浄化方法 土壌:バイオレメディエーション
   地下水:バイオ処理及び活性炭吸着による複合処理
(2) 土壌はオンサイト処理、地下水の浄化はポンプで汲み上げてタンク内で処理


製剤の調製

バイオ処理

オイルスポンジ撒布

攪拌、養生

浄化結果


油分数千 mg/kg
であれば冬季でも 2.5 ヶ月程度で 200mg/kg 迄分解


油汚染土壌浄化事例集[2]

汚染状況

ガソリンスタンド改修工事

1.フルからセルフへの変更を機に、汚染土壌、汚染地下水を浄化。
2.ベンゼン汚染はタンク埋設部分の土壌中の汚染が主因。土壌中に油分、地下水中にベンゼン有り。両者の処理が必要。油分は廃油が主で約 300m 3 の処理量。
3.土壌中での汚染はノルマルヘキサン抽出物質値が最大で約 37,000 ppm (mg/kg) 、内鉱油分で 27000 ppm (mg/kg)。
4.地下水のベンゼン汚染は最大値で 0.33mg/L( 環境基準の 33 倍 )。

場所、浄化期間

場所:関東地方
浄化期間:平成 18 年 2 月~ 3 月

浄化方法と作業

(1)バイオレメディエーションによる油分分解
(2)土壌は別のヤードに搬出し浄化。浄化済み土壌は残土処理。掘削跡は新土で埋め戻し。
(3)オイルスポンジ、油とりクリーナー、バクリン製剤及び栄養剤により浄化処理


オイルスポンジの撒布

製剤の撒布

地下水カマ場

地下水処理タンク

浄化結果


浄化途中でのベンゼン値急増はタンク跡地下水による
油分含有量 ( 鉱油分 ) は約 1 ヶ月で全て 1,000mg/kg を達成した。


油汚染土壌浄化事例集[3]

汚染状況

工場内敷地汚染

1.工場建屋下に浸透した機械油が建屋下から道路側に流れ出し、敷地外に流出の恐れあり。
2.道路下の土壌をバイオで処理、工場外への流出防止には油防壁を設置。

場所、浄化期間

場所:東海地区
浄化期間:平成 17 年 11 月~ 2 月

浄化方法と作業

(1)バイオレメディエーションによる油分分解
(2)土壌は5kmほど離れた別ヤードに搬出し、その場所で浄化。浄化後は埋め戻し
(3)オイルスポンジ、油とりクリーナー、バクリン製剤及び栄養剤により浄化処理


道路下の汚染状況

搬出した土壌の堆積

攪拌作業

油防壁設置(特許申請済)

浄化結果


年月日 05.11.12 06.1.16 06.1.24 06.2.6 06.2.20
鉱油分 24,000 920 640 700 460
油臭 4 3 0 0 0

油汚染土壌浄化事例集[4]

汚染状況

暖房用重油流出事故

1.ボイラーの配管が冬季に破損、10kリットルの重油が流出。
2.堤防下の土壌を経由して、一部は敷地に沿った河川に流出。
3.敷地内の油と河川流出防止対策が必要になった。

場所、浄化期間

場所:北海道
浄化期間:平成 16 年 4 月~ 7 月

浄化方法と作業

(1) バイオレメディエーションによる敷地内土壌の油分分解。
(2) 堤防部分はバイオパイプによる原位置浄化。
(3) オイルスポンジを活用して河川への更なる流出を阻止。


河川側にカマ場を設定

敷地内土壌浄化

河川側に防壁を設定

堤防ではパイプから注入処理

浄化結果

油臭及び油膜による浄化完了の確認。


油膜の確認検査

検知管による検査